2008年10月19日日曜日

ジュール・ヴェルヌATV1の壮絶に美しく最期への旅立ち




 19世紀のSF作家ジュール・ベルヌは、地球から月までの宇宙旅行物語を含む特別な旅行について夢想的な作品を書きました。
 欧州宇宙機関は、彼に敬意を表してふさわしく名付けられた新しく自動化宇宙輸送機(ATV=欧州補給機)を開発し、国際宇宙ステーション(ISS)への貨物配達を意図とするロボット宇宙船が首尾よく今年前半にISSとドッキングしました。
 ジュール・ベルヌATVが、先月(9月)ドッキングを解いた軌道の時に、太平洋上でその安全にコントロールされた再突入で、宇宙船再突入と崩壊のコンピュータモデルと実際の事象の詳細な比較をするために、大気圏で天文学者が追跡しました。
 バラバラになる13トン宇宙船のこの劇的な映像は、NASAのDC-8機上実験室から記録される高解像度ビデオ・フレームです。
 観察は、ESAとNASA共同のジュール・ヴェルヌ多重計器航空キャンペーンの一部でした。


 今日の宇宙画像は、久しぶりの更新になります。
 8月からちょっと惑星火星を遊覧飛行していたので、遠くの宇宙画像がかすれていました。
 気がついたら、年の瀬も近づいたので、私たちに身近な宇宙画像ということで、惑星地球を周回している国際宇宙ステーションの縁の先の力持ち宇宙補給船の話題です。
 今日の地球画像にすべきかどうか迷いましたが、大気圏に突入して燃え尽きるお話なのと宇宙画像の更新を兼ねることにしました。
 今、世界を震撼させている金融危機と深い関連がある多額の費用を掛けた宇宙船は、たった一度の片道飛行で燃え尽きる運命です。
 その最期は、ほとんど人目に触れることはありませんでしたが、今回は、ESA最初の宇宙補給船ということで、コンピュータシミュレーションを補完する意図も含めて、NASAの実験飛行機で記録しました。
 主題画像への抜擢は、このような一枚の静止画との遭遇でした。
 そして、記録された最期の映像を見て哀愁と縒りを戻し、感傷的なビデオ作品と共に静止画も本日帰還しました。



今日の宇宙画像 「ジュール・ヴェルヌATV1の壮絶に美しく最期への旅立ち」


コスモス・ビジョン「壮絶に美しく最期への旅立ち」


惑星テラ見聞録



国際宇宙ステーション ISS ESA きぼう コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録

2008年10月9日木曜日

コスモス・ビジョン 3番組一挙公開



「火星の天然色画像合成講座-1-データの取得編」


このビデオは、火星ローバーの送信してきたデータから火星の天然色画像を合成する第1段階です。

インターネットで、http://www.jpl.nasa.gov/missions/mer/ のローバーサイトにアクセスする場面からパノラマの生データを取得するまでを納めました。

生データは、http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/all/2/p/1671/2P274707857EFFAY00P2286L4M1.JPGのように長いファイル名ですが、右から8文字のL4M1.JPG, L5M1.JPG, L6M1.JPGがRGB天然色合成データです。

L4M1.JPGが赤、Rデータになります。L5M1.JPGが緑、Gデータになります。L6M1.JPGが青、Bデータになります。

取得した生データのカラー合成の仕方は、火星の天然色画像合成講座-2-を参考にしてください。



「火星の天然色画像合成講座-2-カラー画像作成編」


このビデオは、火星の天然色画像合成講座-1-データの取得編で保存したデータを天然色画像に合成する方法について示しています。

火星ローバーの天然色画像の合成では、RGB各色の配合割合が、各色の純色になっているようです。

NASAのようにいろいろと色を偽装する必要はないので、非常に単純明快です。一枚の天然色画像を作ることができれば、後は条件反射みたいに次から次へと合成するだけです。
ですから、学習能力があるならば、類人猿もできることかもしれません。

ただ、錯覚しやすいことは、できあがった天然色画像が、そのまま火星の光景を表していると思い込みやすいことです。
私たち惑星地球人は、現在のところ、知られている範囲内では、誰も有史以来火星の地表を肉眼で見たりカラー画像で撮影してきていません。
誰も、これが火星の天然色の実際の光景だと断言できないのです。どんなに精密といわれる観測データがあるにしてもです。データは、途中で作為可能です。
したがって、再現される天然色画像の色合い濃さは、作り手の感性にゆだねられています。
強いていうならば、火星ローバーのデジタルの目で見た火星の天然色光景の一つの再現となります。

いわば、火星ローバーの生データによる天然色画像の合成は、作り手の芸術家としての腕の見せ所となるかもしれません。

最後に、天然色合成画像で、後からや途中で各色の割合を作為した場合、ヒストグラムが見事に指摘することを忘れないようにしましょう。



「NASAの火星画像偽装剥がし講座」


前回のNASA崩壊の序章では、3倍速としたために動画ソフトが美味しいところをカットしたようになっていました。

天然味付けで、自然にNASAの火星カラー画像の色彩偽装を剥がすビデオにしました。

隠し味は、BGMです。字幕をいちいち読まなくとも感覚でつかみ易くと構成したつもりです。

字幕の一部で、補正を補整と誤変換していますが、内容に変化はありませんので、訂正バージョンは作りません。



コスモス・ビジョン


惑星テラ見聞録




NASAの色彩偽装 NASAの疑惑 火星のカラー画像 コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録

2008年10月5日日曜日

火星の「海岸」が見られる2009年火星カレンダー後半編



2009年の火星カレンダー後半編です。
南極の氷の階層や赤道地帯の層状堆積物、その近辺で見られる海岸などの衛星データによるRGB合成カラー画像です。

例によって、天然色や惑星地球人が肉眼で見たようには再現していません。
現地でそのように見えたとしても、錯覚です。思い込みです。
現実は、赤茶のめがねで見ないと目と心が病魔に冒されます。


拡大画像 2500ピクセル

2009年火星カレンダー・衛星の見た火星風景 前編




火星周回衛星から見た表情豊かな火星風景を2009年カレンダーとして企画しました。

画像選定中につき、今日は、1月から6月です。

スケールは、1月から4月の画像が、1センチメートルでほぼ10メートルの解像度です。
5月と6月は、たしか1センチメートルで100メートルにしたような気がしないでもないですが、もう忘れました。

まっ、画像の物差しに違いはあっても、地球の天候には影響しませんので、縮尺まで配慮しませんでした。

12ヶ月そろってから、ホームページにてダウンロード設定しますが、このブログに設定の拡大画像は、画質を劣化させていませんから各月をそのままトリミングして活用できます。

なお、これらのカラー画像は、衛星データのRGB合成ですが、天然色や私たちが肉眼で見たようには再現していません。カレンダーという用途上、観賞に耐えうる画質と色彩にしたつもりです。

実際はどうなっているかは、今後、各自で現地に飛んで確認されるようお勧めいたします。その際は、赤茶のめがねを必ず持参の上、見るのがNASAに対する礼節になります。決して、このような光景だと叫んではいけません。地球に帰還できなくなります。


拡大画像 2500ピクセル

2008年10月4日土曜日

火星「人面岩の崩壊」その詳細カラー画像



関係者の皆様には、哀悼の意を添えたいと思いますが、これが最近の火星人面岩の現状のようです。

これ以上の崩壊では、再建の手も尽くせないかと思いますので、一日も早く火星にご帰還され古代遺跡を守られるよう希望いたしております。

拡大で見たところ、最近も隕石の襲撃があったようですから、今後は、迎撃施設も併設されるよう提案したいと思います。


拡大画像 2000ピクセル


*一部、架空の文言がありますことを付け加えておきます。

2008年10月3日金曜日

火星の「氷河、庭園、滝」模様



氷河模様
2007年4月30日
北緯46.2度 東経183.9度
50センチメートル/ピクセル

今日の拡大画像 1200ピクセル



庭園模様
2007年4月28日
北緯86.8度 東経327.3度
50センチメートル/ピクセル

今日の拡大画像 1200ピクセル



滝模様
2007年4月26日
北緯70.6度 東経1.6度
50センチメートル/ピクセル

今日の拡大画像 1200ピクセル



これらのカラー画像は、火星周回衛星データによるRGB合成ですが、各色を増強しており天然色や人間の目で見たようには再現していません。

ということで、2009年版のカレンダーは、第一弾を火星周回衛星から見た地球で見られるような模様のカラー画像で制作する予定です。

2008年9月29日月曜日

真の新火星天然色カタログ・本日創刊




NASAの公開している火星地表のカラー画像を、赤茶の幕を取り払い色彩偽装を告発し正すために、同じ生のポジデータを基にRGBの天然色合成しました。
これから随時、NASAの火星地表のカラー画像を「真の新火星天然色カタログ」として、当サイトにおいて制作し公表することにしました。

客観的に見られるように、撮影時点の各種データ、RGB合成での操作データを付記します。
参考のRGB各ポジデータを同方式で合成するならば、RGB合成画像のようになります。この際に、用いるソフトや主観によって色の濃さに違いがあるかもしれませんが、新カタログのような画像になります。

これが、バイキングや火星ローバーが火星の現地で見て送信してきたデータの天然色再現です。RGB天然色画像の合成の仕方やNASAの色彩偽装を暴露するビデオも既に公開していますので、そちらも参考にして火星の天然色画像の制作をお楽しみください。

なお、この新カタログのRGB天然色画像では、RGBポジデータの合成とNASA画像の補正結果とほぼ一致がある場合には、鮮明なNASA補正画像を採用します。

ポジデータに被せる天然色RGBレイヤーは、次の通りです。
赤(R)データR255,G0,B0 緑(G)データR0,G255,B0 青(B)データR0,G0,B255 色レイヤー透明度50%
RGB合成後、薄い画像になりますので明暗補正を適宜行います。その後、好みに応じて鮮やかさを調整します。新カタログでは、芸術鑑賞が目的でないので、機械的に明暗自動補正2回と鮮やかさ50%を暫定として採用しています。
したがって、同じ場面を撮った場合でも、撮る時間などの条件により色の濃さに相違が生じます。パノラマ画像の組み立てでは、各画像との釣り合いから濃さの調整が必要です。


注釈として、天然色画像は、バイキングや火星ローバーのデジタルの目で見た状態への補正であり、人間の目で見たように補正したものではありません。したがって、現地で実際に同時間にその光景を人間の目で見たならば、もう少し暗かったり色が薄かったり、見る人によってはもっと鮮やかに見えるかもしれません。
また、RGBデータは時間差で記録されているので、空中に散在する塵など動体は、RGB各色の丸いような点になって天然色画像に現れます。空中に舞う塵が一面にあったとしても、NASAのカラー画像のように均一の色にならず、RGB各色の丸いような点が所狭しと出現する画像になります。
ただ、私たちの使っているデジタルカメラやフィルムカメラのように、見た光景を一瞬で一枚のデータに撮る場合には、NASAカラー画像のように均一の色が占めているように見えますが、それでも、写る塵は、細かい粒子状のようなものであって、べた塗りにはなりません。


今日の拡大画像 1200ピクセル

2008年9月28日日曜日

火星の日の入り・天然色合成画像




この画像は、火星着陸機バイキング2号が、地球協定世界時1976年10月20日13時35分~40分に撮影した火星の日の入りです。
火星現地時間では、18時57分頃です。検出器気温は、摂氏11.10度で、周辺に塵が舞っていましたが撮影時に塵を払うCO2ガスの放出はありませんでした。
したがって、画像の所々にレンズ前の塵が赤、緑、青の点のように写っています。

太陽に向かう日の入りの光景では、太陽を背にしたときのようにお馴染みの赤い夕焼け光景を見ることはないようです。

本音として、天然色合成を終えたときに、日の出の間違いではとさえ思えましたが、NASAの撮影条件データを見た限り、温度からしても日の入りの光景でした。

現在までに、バイキング1号と2号の天然色RGB画像を80点ほど合成し終えましたが、2号の方に塵の飛散している様子が多くありました。放出できるガスにも限りがあったようで、NASAのこれまでの空中塵飛散による赤茶の根拠が崩れました。

現実は、私たちの想定外の光景を見せることもあります。


今日の拡大画像 1200ピクセル

2008年9月27日土曜日

これが空中を舞う火星の塵のカラー映像だ




あなたは、赤、緑、青の丸いような点が散っているだけと思うかもしれない。

けれどもこの画像のデータは、最初に青、次に緑、最後に赤のフィルターを掛けてデータを撮ったために、当然に塵の動きが異なり、同じ一粒の塵がRGB3色で同一になることはないのです。
したがって、火星で空中に舞う塵のRGB3原色データが同一になるデータは存在しないことになります。ですから、空中を舞う塵の色は見ることができません。(ただし、私たちが使うようなデジタルカメラやカラーフィルムのカメラを用いた場合は、塵の色を見ることはできます。)
もし、RGB3原色が一致した空中を舞う塵を見ることができたとしたならば、それはレンズに付着した塵となります。
くどいですが、火星着陸機や火星ローバーのカラー画像は、RGBデータを別々の時間、つまり時差があるのです。火星に時間よ止まれはありません。


この画像は、火星着陸機バイキング2号が地球協定世界時で1976年09月05日23時34分53秒から1976年09月05日23時41分33秒、火星現地時間で午前9時20分頃に撮ったデータから天然色カラー合成しました。

映像データに塵が写ったのは、カメラに付着する塵を払うCO2ガスの噴射がなかったからです。


このように火星地表を撮った時に、空中に塵が舞っていてカメラレンズに付着するのを防ぐCO2ガスを噴射しないならば、RGBカラーデータを取得する時にこの画像のように塵の点在が記録され、カラー合成した時に赤、緑、青の点が散っていることになるのです。


NASAは、火星地表のカラー画像が、赤茶で染まるのは、火星大気と地表近くで赤茶の塵が舞っているからと説明していますが、カラー画像に合成したならば、単一色で幕を掛けるように火星の塵は舞うことはありません。NASAの公開している火星地表のカラー画像は、科学的根拠のない非科学的屁理屈のカラー画像です。


このようなバイキング2号の天然色データが存在するにもかかわらず、NASAはこの貴重な火星地表で舞う塵のカラーの合成画像を公開していません。もし、公開したならば、NASAの屁理屈が崩れるからです。NASAの科学的説明が崩落するからです。


というか、当サイトがこのような火星地表の天然色データを公表した時に音を出し始めましたけれどね。

2008年9月25日木曜日

NASA崩壊の序章・火星の真相ビデオ




今日の火星真相ビデオは、火星ローバー・スピリッツのカラー画像合成場面をノーカットで、動画容量制限から3倍速でご覧いただきます。

また、このカラー画像合成過程では、NASAの公開している火星地表カラー画像の色彩偽装を、題材が火星故に赤裸々に暴露します。

このビデオのような汎用の画像合成ソフトならば、このビデオで示すようにローバーの生データをカラー合成することができます。
できあがる画像は、ほぼ最初は同じでしょう。
その後に、このビデオの後半に見る火星のコロンビア丘の天然色画像のように色を濃く仕上げるか、NASAに負けずと赤みの強い画像に仕上げるか、それは、作り手の思惑一つです。

しかし、NASAの公開しているカラー画像は、このビデオで見るように簡単に色彩偽装を剥がせることもあれば、敵も強者揃いですから、生兵法怪我の元にもなりかねません。

それにもかかわらず、このビデオは、NASAの信頼が崩壊する序章になるでしょう。


火星の真相ビデオ 「NASA崩壊の序章・データは嘘をつかない」 コスモス・ビジョン


惑星テラ見聞録



NASAの疑惑 火星の真相 火星のビデオ コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録


NASAの色彩偽装の火星ローバーカラー画像の一枚。
http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/press/spirit/20040110a/P2217_P2218_Horizon-A8R1.jpg

後記
データ量が多いので、再生に時間がかかるようです。
また、ネット回線がNASA系列経由だと前半で途切れる現象もあるかもしれません。そのような時には、中国の回線経由がよいかもしれませんね。
ただ、当サイトは、中国諜報部門も監視しているようですので、保証はできません。

たぶん退屈はさせないと思いますが、見られての話でして何とも・・・