2006年11月11日土曜日
国防長官を追放したアメリカ軍の底力は、民の声でもあった。
今日の真相画像は、アメリカ軍の底力発揮についてです。
パソコンゲームやテレビゲーム感覚の戦争には強いアメリカ軍も、人海戦術の抵抗には、逃げ出したくなると思われるほど無残な状況です。
アメリカ軍のイラク侵略戦争での犠牲者が、ついに、というか、とうとう3000人に達しようとしています。前線に針付けされている兵士の声を代弁するように、アメリカ軍の機関紙が腰を上げました。
社説は、一般記事や特集と違って、ある種の文章力を必要とします。
ですから、時に優れた社説が、後世に伝えられます。
アメリカ軍で非常に稀有な社説がありました。
陸、海、空、海兵隊の4軍の機関紙が、共同社説を掲載しました。
ブッシュを攻撃するほど愛おしい私としては、見逃すわけにいかず、つい熟読してしまいました。
そして、その被害を皆様にもお分けしようと決意し、全文を意訳してみました。
原文は、とても読ませる内容ですので、感情を抑えて愛嬌溢れるラムズフェルド君を想起し、イラクで散った犠牲者を偲びながらキーを打ちました。
固有名詞と一部を入れ替えるならば、時代を問わず東西を問わず、援用できる社説と思っています。
反旗を翻す筆は、武力にも勝る見本となりましたが、『敵』には、まだ、無力のままのようです。
ラムズフェルドが引き際を逸しないためにも
『私たちの政府が、喚起させて情報に基づいた世論の後援を必要とする限り、・・・それは、過酷な傷跡の真実を話すことが必要です』
この言葉は、半世紀以上も前の朝鮮戦争の最中に、ピューリツァー賞を受賞した従軍記者マーグリット・ヒギンズが書きました。
しかし、最近まで、イラク戦争についての「苛酷な傷跡」の真実を、ワシントンの指導者が得るには難しいことでした。
それ故に、バラ色の安心が次々に、ブッシュ大統領、チェイニー副大統領、ドナルド・ラムズフェルド国防長官によって伝えられました。
私たちは私たちが何を行っているか知り得たこと、例えば、「達成される任務」、「その最後の苦しみ」である反乱、「退却」は、多くの中から選び抜かれた数例に過ぎません。
軍の指揮官は、一般に命令に従いましたが、何人かの退役将軍は、制服を着て静観する一方で、彼らは意見を述べなければならないと思って、等しく戦争に反対し、戦争のプロに敵対する種類の批判を駆り立て、結局は、安全な傍観者的立場から意見を述べました。それでも、彼らは、将軍らが彼らの批判を密室に封じ込めるだろうと思いました。
現在、しかし、批判の新しい声が、共鳴し始めています。
現役軍の司令官は、戦争の計画、遂行と弱まり行く成功の見通しに不安を表し始めています。
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