2007年3月23日金曜日

初期宇宙の星の光が、今なお漂い検知されている



 今日の宇宙画像は、本当に初期の宇宙の最初の星々からの光の検知についてです。
 私たちにとって100億年を越す時間は、気が遠くなるというか想像すらできない期間になります。
 それでも、宇宙最初の星々の光が、今なお、この空間を漂っています。
 それに引き換え、宇宙でもその存在すら知られていないであろう惑星地球では、知的有機物生命が、宗教商売に洗脳されコップの中どころか砂の一粒にも満たない隙まで争っています。
 冷静に考えれば悟れるのですが、思い込みという邪念が境地を閉ざしています。
 全ての真理は一つです。
 この世に、この宇宙に、永遠と続くものはなく生じたもの全てが消滅するということです。
 この一理を本当に理解できるならば、欲望に邁進する愚かさを覚悟できるでしょう。
 全ての辛苦は、生じたならば滅するという真理を拒絶しようとする儚い抵抗に起因しているとなるでしょう。
 彼岸に今一度振り返ってみませんか?


最初の星々からの光

 最初の星々は、どんなだったのでしょうか?
 誰にも、まだわかりません。
 私たちの太陽は、第一世代の星ではありません。
 それは、第二世代でさえありません。
 最初の星々は、およそ130億年前、今のような宇宙らしい宇宙として現れるために移り変わりました。
 しかし、赤外線の光でのスピッツァー宇宙望遠鏡での遠い観察は、私たちの太陽よりもおそらく数百倍も重い(大規模な)最初の生成星から拡散した光を検知しました。
 この画像は、これらの最初の天体の集団から始まったかもしれない明るい一区画を伴った赤外線背景光を示します。
 灰色の部分は、私たちの天の川銀河の近くの前景星々をデジタル的に取り除いた場所を表します。

 全てではないにしてもコンピュータ・シミュレーションは、その多くを提起します。
 最初の宇宙の星々である個体群 III の世代は、とても明るくてとても熱い星々でした。
 そして、より多くが今日の輝く青い変光する星々よりも強力でした。

 例えばエータカリナとピストル星、それは、200もの太陽の集団で生まれました。


 ビッグバンの後の宇宙について考えてみましょう。
 従来の宇宙論の理論によれば、全ての空間、時間とエネルギーは、ビッグバンから始まりました。
 そして、現在では、およそ137億年前に起こったと推定されています。

 しかし、標準の理論的なモデルに対する新しいゆがみで、多くの天体物理学者は、現在、宇宙が小さい点からこの信じられないような大爆発で、突然、膨らんだかもしれないと考えています。

 そして、73%の暗いエネルギーと23%の暗黒物質、4%の電子の形での普通の物質と超熱いわずかの量を形成したとも考えています。

 ビッグバンの後、1秒の範囲内でプラスマは、水素の最も一般の原子核の陽子と中性子を結合して形成すると共にクオークとして十分に冷やしたかもしれません。
 およそ3分後に、中性子の少ない分は、ヘリウムとリチウムの少量を形成するために急速な反応を受けた陽子(水素の重水素形状の原子核を生む重陽子)と結びつくことによって崩壊を逃れました。

 その他にもビッグバンによる元素合成に関するより多くの議論があります。

 その後、数十万年の間、宇宙は10億度ほどのとても熱いままで、通常の物質は、明らかに満ちたイオンと結合しない負荷電子のプラスマとして電離したままでした。
 そして、冷える電子を保って、中間の水素とヘリウム・ガスを引き起こす原子核ができました。

 現在の宇宙の大きさは、実質的に質量でビッグ・バンから作られる通常物質の4分の3が水素になった一方で、残りが全てヘリウムになったことを示唆しています。
 数字でおよそ9%がヘリウムで、全ての原子のおよそ10分の9は、まだ水素であるかもしれません。
 この最初の冷却の後、初期の宇宙は、暗くなりました。
 マイクロ波に対して赤方偏移したビッグバン段階の光子は、初期の宇宙が非常に平穏だったことを示唆します。


 以下あと5000字を越す初期の宇宙の星々等についての続きは、今日の宇宙画像2007年3月22日号でお読みください。


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