2006年10月5日木曜日

ソニーへ蹴飛ばしてやりたいほど想定外に不死身な火星ローバー

 今日の宇宙画像は、久しぶりの火星ローバーについてです。
 心情的には、北朝鮮の核実験に頭を突っ込みたいところですが、火星ローバーよりも短命と誇大広告されかねないので、眠気をこらえて久しぶりの更新をいたします。
 ローバー君たちは、余命3ヶ月のはずが想定外に長命で、もう2年以上も活動を続けていますね。

 送られてくる映像データを見るたびに、NASAもロケ地隠しに苦労しているだろうなぁとは、洒落でも書けません。
 ですから、キーを打ちました。

 冗談でなくソニーに投げつけるならば、このNASAの電池の技術をソニーへ移植してもらいたいと思います。

 ソニーは、盛田さんや井深さんたちが愛想を突かしてから、創業と繁栄を築いた人たちに仕返しするように問題ばかり起こしていますね。
 ソニーの連結生保なんかは、保険契約さえ捏造モドキで保険詐欺の見本を形成しつつあるようです。
 と書き込んで、さらにソニーの株価を下落させ買い増したらホリエモンと一緒に小菅暮らしかなぁ?



火星のビクトリア・クレーター

 火星にいるローバーが既に訪ねた最大のクレータの全景は、拡大画像を右にスクロールすることで見ることができます。
 壮大なビクトリア・クレーターに達することは、過去21ヶ月間に渡って火星を走り抜けたロボット・オポチュニティー・ローバーにとってのゴールでした。
 オポチュニティーは、先週ビクトリアに到着して、用心深くスタジアムサイズのクレバスを徹底調査しています。
 ビクトリア・クレーターには、最初の影響によってむきだしにされる層の深い堆積と、それゆえに火星の古代の表面歴史について新しい手がかりを示すことが望まれます。
 映像データのつなぎ合わせで作られた拡大画像では、直径が約800メートルで高低差が約70メートルあるビクトリア・クレーターの遠い端の広がりを見ることができます。
 前景の窪みは、ダックベイ(カモ湾)と名付けられました。
 ビクトリア・クレーターは、オポチュニティーが探検に6ヵ月を費やしたエンドランス・クレーターのおよそ5倍の直径です。
 安全な道が見つかるならば、オポチュニティーは、実際にビクトリア・クレーターへの侵入を試みるかもしれません。

 現在、火星ローバー・オポチュニティーが訪れているのは、メリディニア平地にあるクレーターです。
 そこは、かつてオポチュニティーが95火星太陽日から315火星太陽日まで長期滞在したエンドランス・クレーターのほぼ8倍の直径です。
 名前、ビクトリアは、フェルディナンドマゼランが5隻の船で地球を一周旅行した最初の船にちなんで名付けられました。
 マゼランが発見した湾と岬から名付けられたアルコーブ(凹所)と岬を含む多くの露出が、クレーターの淵に沿ってあります。

 ローバー君たちへのインタビューができませんでしたけれども、思えば遠くに来たものだ、この先どうなることやら・・・と思案しながら走り続けたことは、想像するまでもないでしょう。
 その旅程を振り返るとき、かつてサファリの英雄でありながら欠陥だらけだった三菱自動車のラウンドクルーザーでさえ、エンストすることなく容易に数時間で辿り着ける距離です。

 しかし、繊細なローバー君たちにとっては、八百長チャンピオン亀田の猫パンチのように、届くかどうかさえ解からないとても遠い距離でした。
 それでも、八百長チャンピオンと全く異なって、一時的な注目の嵐が去った後でも謙虚さを忘れることなく、ただひたすら走り続けたのです。

 オポチュニティーは、21ヵ月を費やしてビクトリア・クレーターで新しく名をつけられた「ダック・ベイ」に辿り着きました。
 記念すべき日は、惑星地球で2006年9月26日になり、それは、火星太陽日で951日目でした。

 この先、関連最後の惑星テラ見聞録特製映像のような事態にならなければ、まだまだ火星の徘徊を続けることでしょう。


 ソニーへ蹴飛ばしてやりたいほど想定外に不死身な火星ローバー 今日の宇宙画像 2006年10月4日号 詳細ページ


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