2007年4月3日火曜日

やはり、地球は宇宙で希少な恒星系の惑星だった、でもね・・・




 今日公開した宇宙ビデオは、「宇宙の小さな旅 第四回 太陽系外惑星での日没」です。


 私たちは、たった一つの太陽の日没を見慣れています。

 宇宙でも、一般的なのでしょうか?

 私たちの太陽は、宇宙でも少数派の単独恒星系です。
 天の川や他の銀河の恒星も、ほとんどが二重や三重の連星系です。

 例えば、スターウォーズ・ファンなら誰でも見覚えがあるルーク・スカイウォーカーが、連星系の惑星で日没を歩き将来を熟考するように夕日を見つめる場面があります。

 そう、この場面は、宇宙で可能性のあるSFの視覚化です。

 連星の日没は、思考の中だけのものではありません。
 このような光景は、宇宙の至る所で見る可能性があります。

 宇宙では、私たちの太陽のような単独の恒星は少なくて、大部分が双子以上の連星系の恒星です。
 それでも、属する惑星のその地には私たちが知っているような太陽があります。

 スピッツァー宇宙望遠鏡が見つけた惑星には、そのような惑星が存在する推論を強めています。
 惑星が誕生した後に残された塵塗れのディスクがある星に望遠鏡の狙いを定めました。
 このような塵は、宇宙望遠鏡で検出できる熱を放ちます。
 塵粒子は、小惑星帯と小惑星の間接的な標識で、地球のような岩石型惑星を形成した残存物です。

 したがって、塵粒子の多い小惑星帯があるシステムには、岩石型惑星が存在する機会が非常に高いのです。
 天文学者は、またその全ての連星を発見したわけではないけれども、連星系は、惑星が誕生するには好都合な場所です。

 今回スピッツァーが見つけタトゥーインと名付けられた惑星は、非常に普通のようです。
 けれども、私たちから見るならば、その惑星が属する連星系は、非常に珍しくて風変わりで面白いシステムのようでした。

 私たちの恒星系と異なる連星系は、それが異常であることを必ずしも意味しません。

 そう、毎夜地平線に一つの太陽が沈む私たちのような惑星は、スターウォーズの連星系の惑星世界の日没よりも、宇宙では珍しいのかもしれません。


 私たちが、私たちの太陽系を唯一の基準として宇宙の事象を推し量ろうとすることは、全く井の中の蛙大海を知らずそのものなのです。

 惑星テラ見聞録は、興味津々で宇宙の小さな旅シリーズを制作し続けます。


「宇宙の小さな旅 第四回 太陽系外惑星での日没」詳細ページ

 今日の宇宙ビデオは、後半に大音量になりますので、低めの音量で視聴願います。


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