2007年4月4日水曜日

懐かしのヒランヤ登場。土星の謎めいた六角形の雲構造




 なぜ、雲は土星で六角形をつくりますか?
 誰にも、まだわかりません。


 元々、1980年代にボイジャーの土星への接近飛行の間に発見されて、誰も太陽系の他のどこでもこれまでにそのような現象を見たことがありません。
 もし、その回転渦で土星の南極がそれほど意外でないのならば、土星の北極は、現在よりも十分に意外であると考えられるかもしれません。
 この画像の奇妙な雲模様は、土星を周回しているカッシーニ宇宙船が、最近撮った赤外線映像で示しています。
 画像は、ボイジャーから20年後の今日でさえ、六角形の安定性を示します。
 土星の北極の動画は、雲構造が回転する間でもその六角形の構造の維持を示します。


 地球上で六角形のように見える個々の雲と違って、土星の雲模様は、ほとんど等しい長さの6つのはっきりした辺があるように見えます。
 この六角形の中に4つの地球が、すっぽり収まります。
 十分な説明にまだお目にかからないけれども、惑星の科学者が、相当な期間の間、最上級に珍しいこの雲構造を研究し続けることは確実です。


 NASAのカッシーニ宇宙船が撮った土星の北極全域に渡る六角形あるいは蜂の巣型の雲の特徴は、科学者たちの興味を再度、引き起こしました。
 20年以上も前に、NASAのボイジャー1号、2号宇宙船が、やはり同じ特徴の雲を記録していました。
 それがカッシーニ映像で現れたという事実は、この雲特徴が長く続くものであることを示します。


 歴史で知られた明るい特徴よりもかなり暗い2つ目の六角形が、カッシーニ画像でまた見えています。
 宇宙船の可視と赤外線マッピング分光計は、全体の六角形特徴を1つの像で記録する最初の計器です。
 6つのほとんど等しく連続する辺による精密な幾何学構造は、非常に奇妙な特徴です。
 このような特徴のある雲は、太陽系の他のどの惑星でも、これまでに見ることがありませんでした。
 実際に、円形に形づくられた波と対流細胞が支配する土星の厚い大気圏は、おそらく北極がそのような6面の幾何学的な形を造る最終的な場所のようです。


 付加した立体視画像で、土星北極の六角形雲構造を大気圏深くまで見取ることができます。
 六角形の各辺が、薄い壁のように連なっている様子もつかめるでしょう。
 15年を越す夜明けに、土星の北極がどのような可視の眺めを提供してくれるのでしょうか?
 後、2年。長いようで短いものです。
 ひょっとしたら、北京オリンピックの人気が黄砂に覆われて、土星北極にとられるかもしれませんね。


 そういえば、二昔ほど前に、『金星を元祖』とする「ヒランヤ」がブームになりましたが、覚えていますか?


 物持ちのよい私ですので、今でも金メッキが剥がれかけたヒランヤが財布の中に入っています。
 確かに、紙片のヒランヤを片手にすると重さの違いが感じられるようなこともありました。けれども、何故か貨幣には縁が無いようです。
 長年、ヒランヤを財布に入れている私が実証するのですから、今日の土星の六角形の雲構造よりは神秘性が薄いとなりそうですね。
 見れば見るほど、ヒランヤの模様に似てきましたので、希望に再び火をともして、土星を元祖とするヒランヤに希望を託してみたくなりました。


 是非、皆様も実行して、ヒランヤの元祖は、金星でなく土星である派の一員になりませんか?
 年次総会は、当然土星の北極で開催します。現地の陸地着地後の滞在費は、当サイトが負担しますが、現地までの旅費と旅行保険代は、各自の負担になります。
 なお、次回の年次総会は、もの思いにふけるに相応しい秋の入口となる地球西暦年2030年を予定しています。
 たぶん、その頃までには、皆様も土星くらいまでは、お出かけが可能になるでしょう。
 ただ今、勢力拡大中につき、先着順に希望の会員番号を認定付与いたします。
 なお、今ならば一派の徒党を組んだ記念としてヒランヤよりも効き目のある「渦巻きパワー」の秘伝案内書を進呈いたします。
 この「渦巻きパワー」で、今以上に健康を保ちましょう。


 以上、渦巻きパワー健康法創始人の惑星テラ見聞録の管理者よりでした。


 そう、渦巻きパワー健康法の極意は、惑星テラ見聞録の今日の宇宙画像で渦状銀河を徹底的に見尽くすことにあります。
 健闘を心から祈ります。


 非常に心苦しいのですが、本日のページも内容が内容だけに超長文構成になりました。けれども、読んでいて眠くなるアメリカ大統領の回顧録よりは非常に超短いです。
 なお、気持ちばかりのお詫びとして、土星の遠景から接近までの超拡大画像を用意させていただきました。


「土星の謎めいた六角形の雲構造」詳細ページ


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