2008年2月8日金曜日
オポチュニティーのホールインワン記念ショット
2004年1月25日、火星ローバーのオポチュニティーは、火星史上初のホールインワンを達成しました。
地球ゴルファーの垂涎の的、スイングの手本とも言うべき見事なショットでした。
狙って打てるものではないけれども、このホールインワンは、NASAギャラリーに歓喜狂乱鼓舞を提供しました。
そして、この史上初を記念し当地のゴルフコースは、イーグル・クレータ・カントリー・クラブと命名されました。
以下は、そのゴルフ運営団体からの電信文です。
『火星ゴルフ協会公認の当クラブでは、このたびオポチュニティー様のホールインワンを記念してお隣の惑星地球のゴルファ様たちにコースを開放することになりました。
プレー代金は、税込み20000火星円より各種コースの選択が可能でございます。ただし、芝の育成が未定のために全てバンカーですが、オーピーは一切ありません。コース全てがフェアウェイという火星ゴルフ協会公認の最上級コースです。
地球の皆様のお越しを従業員一同、腕と体力に自身のある地球ゴルファーのご来場を心よりお待ち申し上げます。
なお、今後の具体的な詳細に付きましては、地球のNASAの担当部門にお問い合わせください。』
この火星のイーグル・クレータ・カントリー・クラブよりの電信文につきましては、まだ火星言語学が地球で発達していないために、かなり相当大幅に翻訳が変更になることも考えられます。
スピリッツちゃんの記録ビデオを作ってオポチュニティーちゃんのを作らないことにものすごく気が引けていました。それで、思いっきりデータを集めてただいま、画像をつなぎ合わせています。
もちろん、着地点からビクトリアまでの全走行経路もスピリッツ同様に収録する予定です。前半約3キロは、平坦で歩きやすい道のようでしたが、後半4キロ以上は「その一歩が危ない」と思われるほどの地形です。轍の跡が見つけられないほど風紋の濃い地域でした。
また、これから数年留まると思われるビクトリア・クレータのほぼ全景の天然色彩画像は、25センチ/ピクセル、実寸1センチが12メートルの高解像度で400パーセント拡大に耐えうるものに仕上げました。
推奨拡大率は、200パーセントくらいです。陰になっているところは、明度を上げるとかなり詳細に見ることができるでしょう。
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