2008年7月25日金曜日

明らかにされる天の川の内部の美しさ

 今日の宇宙画像は、動画も含めて100億光年先に傾きかけていましたので、非常に身近な10万光年の話題です。
 そう、私たちの天の川銀河についてです。
 天の川銀河を散歩してみたいと思いましたので、静止画と動画で少し続けます。
 今日は、ホンの2万光年から3万光年ほどのところにある銀河中央付近についてです。
 気持ちさわるならば、化石時代よりは新しい縄文時代よりも少し近代に近い弥生時代よりも、もうちょっと現代に近い天文学の卑弥呼時代とも言えるあたり、つまり、今を遡ること50年前の時代の発見の蕾が、今年、開花しました。
 有って不思議はない物が、今年まで見つけられずにいました。
 机の中も箪笥の中も探したのに、引っ越しをした後から出てきたハートのエースの片割れというような天文学での発見です。
 春一番の頃に解ったのですが、停滞していた今日の宇宙画像では、もうすぐお盆ですねぇ~になってしまいました。
 自称釈尊の弟子という方々の稼ぎの時間ですね。でも確か古からの伝えによると、釈尊は弟子を養成しなかったはず・・・いつの間にか自称の弟子がそのまた弟子を養成し、いつの間にか釈尊よりも偉くなっていますなぁ・・・
 本文が短いので、前説を少し長くし季節の話題にもちょっと寄り道しました。



 私たちは、太陽を含むおよそ4000億の星を宿す円盤形の天の川銀河に生きています。
 それらの星の多くと星の間の濃いガスの多くは、銀河中心から外へ螺旋を描く大きい腕に集中します。
 天文学者は、天の川とその渦巻く腕の地図を作るために、数十年間働きました。
 天文学者たちは、まさに、地球から銀河中心の向こう側で新しい螺旋腕を発見しました。それは、銀河中心に近い側の既知の螺旋腕の事実上の対をなすものです。
 銀河の中央の近くで穏やかに回転している2本の対等な螺旋腕を伴って、従って、天の川は美しい左右対称を見せます。


 私たちの銀河は、多数が考えたほど乱雑でありません。
 今回発見したものは、哲学の陰陽の様に、若干のバランスと順序の証拠になりそうです。
 天の川には、他にも銀河の円盤内で外の遠くへ伸びる大きい螺旋腕があります。
 今回の調査は、銀河中央に最も近い2つの腕に集中しました。

 50年前、電波天文学者は、私たちの視線に沿って天の川中央からおよそ10,000光年伸びる螺旋腕を発見しました。
 その腕は、毎秒50キロメートル以上で中央から離れて広がっていることが突き止められ、また、3キロパーセク(3kpc)が10,000光年に等しいので、その腕は「展開する3キロパーセク(3kpc)腕」と名付けられました。(今日の宇宙画像では、この記事で以下の説明の関係上、呼称として「展開する1万光年腕」と表記します。)(参考。1parsec=3.26光年=約30兆km)
 展開する1万光年腕は、およそ1000万の太陽に相当する大部分が水素原子と分子のガスを含んでいます。


 この画像は、天の川の構造について最新の眺めを図解しています。
 最近降格した定規座と射手座2つの小さい腕が、より明瞭でなくて主要腕の間にある一方、盾座-ケンタウルス座とペルセウス座の銀河の2つの主要な腕が、厚い中央の筋の端にくっついているのを見ることができます。
 主要な腕は、若い星と古い星の最高密度から成っていて、小さい腕は、主に星形成活動のガスとポケットに満ちています。
 この画像にも、天の川内のガスの調査で電波望遠鏡によって発見された新しい螺旋腕、「遠い展開する1万光年腕、向かい側の3キロパーセク腕」が含まれています。
 この腕は、2つの主要な腕より短くて、銀河の筋、バーに沿ってあります。
 それは、銀河中心の近い側の有名な「展開する3キロパーセク腕、こちら側の展開する1万光年腕」の事実上の対の片方です。


今日の宇宙画像 「明らかにされる天の川の内部の美しさ」


惑星テラ見聞録



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