2007年10月29日月曜日

奢れる者さえ無力になる森林火災と戦う物語




 今日の地球画像は、アメリカを毎度震撼させる森林火災です。
 2007年10月20日に発生したカリフォルニア州南部の森林火災は、25日の鎮火状態までに2,000平方キロメートルも焼き尽くしカリフォルニア州のセレブな町に襲い掛かりました。
 セレブ族に甚大な財産被害をもたらしているので、サブプライムローンで金融と住宅関連が湿っているアメリカ経済には、見方によっては景気への追い風かもしれません。当然、株式の低迷している日本経済にも余禄の風が吹くことでしょう。
 しかし、当事者にとっては、「ふざけんな」というところです。
 侵略で開国した礎を持つアメリカという国は、世界各地での戦争など燃えることが好きなようで、本家では自然さえも負けずにその存在を誇示しています。
 関連の地図で見ると一目瞭然ですが、森林火災が『生活の一部』となっている国であるといっても過言ではないでしょう。
 私たちの日本では、幸いなことに森林火災が大規模になることはめったにありません。
 島国の湿気が功を報しているとも言えそうです。
 なお、今回のカリフォルニアの森林火災に関しては、特筆すべき激甚火災にも相当しますので、次号でも引き続き取り上げることにしました。


 今日取り上げるのは、森林火災で活躍する消火航空機です。
 先にコスモス・ビジョンで「あなたの知らない世界」というタイトルでジャンボジェット機の豪快な『放尿』シーンをご案内しましたが、その補足説明です。
 本当は、日本もアメリカの弱小国侵略に付き合う費用で、数機でも保有すべきことなのかもしれません。
 主題画像は、私たちにとってもうひとつの珍しいホーバークラフトによる消防車の輸送模様です。


 数十年の間、アメリカ政府は、大きな火事との戦いで陸上部隊の支援を航空手段に頼りました。
 しかし、火災の深刻さと季節が、老化航空機群団と関連した問題と結びつき増加しました。
 歴史的に、森林火災問題は、まさに比類ないほど厳しいです。
 全米省庁合同火災センター(NIFC)によると1990年以降、アメリカで245,219平方キロメートルが燃えました。
 この莫大な面積は、アメリカの10番目に広い州であるオレゴン州全体が消失したことに等しいです。
 また、これらの火事は、その戦いで法外な金額を費やしました。
 NIFCによると、1994年以降で8,000億円以上がこれらの火事の抑制で使われました。
 しかし、森林火災の真実のコストは、もっとずっと膨大です。
 これらの経費は、材木、観光、財産の損失を累積の森林火災コストとして考慮に入れていません。
 これらのコストを計算に入れるならば、2002年の88,000を超える火事が約28,000平方キロメートルを焼き尽くした1年だけで、累積の森林火災経費は約1兆1,500億円に相当しました。


 豪快にボーイング747航空機が空中で『放尿』する画像は、アメリカの民間航空会社エバーグリーン国際航空の空中消火剤の散布です。
 エバーグリーンの新しく改善されたボーイング747航空機は、これらの空中消火挑戦に必要であると実感できます。
 この緊急の問題に応じて、エバーグリーンは、次世代の消火と空中散布プラットフォームとしてボーイング747航空機と長年のその空中消火の専門知識・経験を組み合わせました。
 エバーグリーンの超大型タンカーの投下能力、効果、安全性標準と実用柔軟性は、大変革をもたらします。



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