2008年9月10日水曜日

春の峠からの眺め




 この画像は、ローバー・スピリッツが火星に到着して初めて年を越した翌春の峠からの眺めです。

 コロンビア丘の峠からの見晴らしで、360度パノラマの一部120度ほどの眺めです。

 火星太陽日620日目のデータから作りました。データページの横一列が1枚のカラー画像のデータになります。
 一番左が、L7M1で青系統のデータです。
 左から2番目のデータは、立体視画像に適用できるものですが、カラー画像合成では使用しません。
 左から3番目がL2M1で赤系統のデータになります。
 左から4番目、つまり一番右がL5M1で緑のデータになります。

 パノラマ画像の組み立てとして、上から順に番号を付けると1から21になります。22番目のデータは使用しません。
 カラー合成した画像のパノラマ組み立ては、一番左の上が3、中が2、下が1番目の画像になります。
 つまり一番上の並びは、 3  4  9  10  15  16  21  になります。
     中の並びは     2  5  8  11  14  17  20  になります。
     下の並びは     1  6  7  12  13  18  19  になります。
     13番目のカラー合成画像は、赤のデータが欠落しています。

 この画像は単純に並べていますが、より詳細な並べ方としては、中央10、11,12の列を基準にして左右でおよそ3度から5度傾斜させます。
 出来上がりの画像は、扇形になります。
 私たちが近くから遠方を一望する見方と同じです。
 

 各カラー画像は明るさが異なっていますので、組み合わせの結果はこれに近い画像になりますが、この画像は、明るさの他にRGB3原色の合成に近づけるために色調も調整しています。NASAのカラー画像のような偽装はしていませんが、火星自然の風景に近づけるような加工をしています。



NASAのカラー画像
http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/press/spirit/20051107a/Everest_L257atc-A622R1_br2.jpg

その拡大画像 41.7 MB
http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/press/spirit/20051107a/Everest_L257atc-A622R1.jpg



生データ
全部で21組63枚のデータになるために、下記ページで拾ってください。

赤 L2M1, 750nm (近赤外線フィルター)
ファイル http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/all/spirit_p620.html

緑 L5M1, 530nm (CCD緑集積フィルター)
ファイル http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/all/spirit_p620.html

青 L7M1, 430nm (紫外線フィルター)
ファイル http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/all/spirit_p620.html

L○M○のLはフィルター番号、Mは撮影順番号。



今日の拡大画像 2100ピクセル

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