2006年8月9日水曜日

金星の花の乙女台風に熱く燃える日本列島



 今日の地球画像は、台風7号の最前線日本列島です。
 この画像で見られる色は、空中の温度を示しています。赤やオレンジ色が暖かい範囲を示している一方で、紫や青が冷たい範囲を示しています。
 台風が、北上しながら南方の暖かい空気を運んでいることをはっきりと見ることができます。
 今日のページで取り上げた日本列島に接近している台風17号の各種画像は、2006年8月8日午前11時現在のデータから構成されました。
 金星の花の乙女という今日のタイトルは、3つの台風の名前を組み合わせています。
 台風7号のマリアが乙女で、台風8号のサオマイはベトナム語で金星を意味し、台風9号のボーファはカンボジア語で花を意味しています。
 語呂合わせは、日本列島から遠い順になっています。
 日本周辺の暖かさは、乙女の熱い心なのか金星大気圏の疑似体験なのか、定かではありません。
 断言できることは、台風一過で酷暑の夏が日本列島を覆うことです。


 3つの異なる台風が、西太平洋上で2006年8月7日に回っていた時、NASAのアクア衛星に搭載してある中間分解能イメージング分光放射計(MODIS)が、この映像データを得ました。
 三つの台風で最も強いサオマイは、西太平洋で2006年8月4日に熱帯低気圧として誕生しました。
 一日のうちに、熱帯低気圧と分類されるほど十分に、巻き上がりました。
 サオマイが嵐へ強くなっている一方で、もう一つの熱帯低気圧が、数百キロメートル北で形づくって、それは、8月6日までに立派な熱帯低気圧マリアに変貌しました。
 ちょうどマリアが、嵐の局面に達して、8月7日に嵐(台風)そのものになった時に、台風ボーファが誕生しました。


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